4月1日から、お年寄りいじめの後期高齢者医療制度がはじまりました。
これまで扶養家族になっていた方や無収入の方からも保険料が取り立てられ、保険料は原則として年金から天引きでひかれていまします。
今月15日が最初の引き落とし日とあって、市役所の窓口にも不安そうに相談に訪れる高齢者の姿が多く見られます。担当課の電話はなりっぱなしで、対応に追われているそうです。
この後期高齢者医療制度、とにかくしくみが分かりにくい!ということで、今日、藤が尾会館で学習会をひらきました。日本共産党の後援会の主催で、地域のみなさんにもご案内したところ、75歳以上の方も含めて、30人ほどの方が参加してくださいました。
私からも簡単にあいさつと市政報告をしたあと、後期高齢者広域連合の議員をされている枚方市会議員の広瀬ひとみさんにお話をしてもらいました。広瀬さんは、小学生と中学生の2人のお子さんのお母さんで、「子育てママ議員」としても私の先輩です。はきはきと、自分の思いを込めた語り口には、いつも引き込まれてしまいます。
さて、この後期高齢者医療制度、わずかな年金から保険料をとりたて、滞納すれば保険証とりあげ、しかも受けられる医療が制限されていくという、本当に冷たい制度です。参加者からは、説明がすすむごとに深いため息と、「年寄りは、はよ死ねということか!」「入山料とる姥捨て山や!」と怒りの声が。政府の担当者が、「なるべく病院に来ないで、家で死んでほしい」といってるというから、本当に腹が立ちます。
誰でも、年をとれば、病気にもなります。長年苦労して働いてこられた高齢者のみなさんが安心して長生きできるようにすることが、政治の責任ではないでしょうか。
制度はスタートしてしまいましたが、こんな制度は中止・廃止しかないと、みんなで怒りの声をあげていきましょう!