1中校区で進められている小中一貫校の計画について、保護者有志のみなさんや、交野の学校統廃合・小中一貫教育を考える会のみなさんなどの共同で、「ちょっと待って!集会」が開催されました。
歌あり、漫才あり、他市の小中一貫校の先生のお話ありで、とにかく、子どもたちがのびのびと育つ、いい学校をつくりたい!という、ママ、パパ、家族、教員、地域の方々、市民の熱い思いがぎゅっと詰まった、本当にすてきな集会でした。
他市の小中一貫校で勤務されていた先生のお話では、小学生も中学生も「がまん、がまんの毎日」になることがリアルに紹介されました。
授業時間が小学校45分、中学校50分とずれることから、小学生は休み時間になっても「静かにしなさい!中学生はまだ授業!」と怒られ、中学生は授業や試験に集中できない。中学生は中間・期末試験がやっと終わって、さあ午後から部活だ!という時も、小学生の午後授業が終わるまで部活ができない。運動会などで、6年生が最高学年として輝く場がうすれてしまう。運動場は中学校の部活のスペースを確保するため、小学生が遊べる遊具が置けなかった。図書館で静かに本を読みたい中学生から、図書館は小中で分けてほしかったとの声。などなど、などなど。
そして、「教育委員会はメリットしか言わないことが多いと思いますが、小学生と中学生が一緒に学ぶことは、本当に大変です。メリットとデメリット、両方をよく比べて、後でこんなはずじゃなかったと後悔しないようにしてください」と締めくくられました。
小学生も、中学生も、のびのびと豊かに育つことができる、交野の学校であるために、『ちょっと待って!』の集会のタイトルのとおり、市と教育委員会は一度立ち止まって、「本当にいま、この学校をつくってしまっていいのか??」を市民と話し合うべきです。