大阪市の橋下市長が、辞職・出直し市長選挙を行なうと表明しました。
会見の様子を見ましたが、橋下市長は、「大阪都構想の中身がよくわからないと言われるが、当たり前。都構想の設計図はまだできていない。出直し選挙で、設計図を作らさせてください。それから住民投票で判断を」と繰り返していました。
でも、ちょっと待ってほしい。
大阪都構想については、詳細な、細かい内容の「設計図」を作る前に、
「なぜ、なんのために大阪都にするのか」
「大阪都で、なにが良くなるのか、悪くなるのか」
「大阪都にしなければ、できないことなのか」
・・・といった、根本的な骨格の部分、本質的な部分で、府民に納得のいく説明が全くされていないのでは、と思うのです。
そこの説明に納得がいかないまま、「設計図、説明書を作らせて」「そのための市長選挙」と言われても、理解できるものではありません。
府民・市民の暮らしを守ることに、誠実に取り組むなかでこそ、政治の仕組みを変える方向を示すことができると思うのですが・・・。