予算特別委員会が今日で終わりました。
委員会で私が質問したことなどを、順次ブログでも報告していきたいと思います。
3月議会の最初におこなわれた、市長の施政方針演説のなかで、「(大阪府が制度を変更する)11月を目処に、就学前児童への医療費助成にとりくんでいきたい」との表明がありました。
交野の医療費助成は3歳までしかなく、府下の多くの自治体が就学前まで助成しているなか、交野でも、一日も早く就学前まで助成を――これは、私が議員になって一番最初の一般質問でとりあげた要望です。子育て中のたくさんのお母さんたちと一緒に、助成の拡充を求めてきましたので、実現すれば本当に嬉しいです。
ただし、委員会のなかで、私が質問したところ、今回の当初予算案には、この就学前までの拡充分は含まれていないということでした。正式には、11月に計画されている、大阪府の制度変更が決まってから、補正予算をあげることになるようです。
そこで問題なのが、この大阪府の制度変更。変更というより改悪です。いま、府下の乳幼児の医療費助成は、完全に無料ではなく、1回500円の自己負担が必要です。これを、橋下知事は、1回800円にひきあげようとしています。また、府の所得制限を厳しくして、助成を受けられない人を増やそうとする計画です。
交野市では、いま所得制限がなく、だれでも助成を受ける事ができます。府の基準だと助成から外れる人の分は、市が独自に負担をしているので、府が所得制限を厳しくすると、さらに市の負担が増えることに。
私は、たとえ府が制度を改悪したとしても、交野市では、これまで通り、所得制限なしで助成をしてほしい、と改めて要望しました。
この間、国の制度改定や、協力手数料の廃止で、乳幼児医療費助成にたいする市の持ち出しが2000万円ほど減ってきており、この分で十分カバーできる見込みだからです。
もちろん、「子どもが笑う」をあれほど公約していた橋下知事が、子どもの医療費助成を拡充するどころか、改悪をおこなうということに、私は、ものすごく怒っています。