12月議会も終わり、今年も残りわずかですね。
でも、まだ残っている仕事がたくさん!!
先週は、市内小・中学校教職員むけに「小中一貫教育について」の研修会があり、保護者にも案内があったので、私も第1部のみですが参加してきました。
教育委員会は、来年度から、モデル校区で「小中一貫教育」の取り組みを開始し、平成32年度には市内全域で実施するとしています。小中一貫教育の中身として、小中9年間を見通したカリキュラムの編成や「新たな学び」の構築で、「学びの質を変える」とされていますが、正直まだよく理解できません。(9月議会でも一般質問しました)
研修会では、教育委員会からの報告によく分からない点もありましたが、短時間ながら質疑応答の時間がとられていたことと、学校の先生方から率直な疑問や意見が出されたことに、私は希望を感じました。
疑問があっても教職員が発言できないような風通しの悪さでは先が暗いですからね。
以下、先生方の発言から。
「小中連携には数年前から取り組んできたが、小中一貫はここ最近のキーワード。いまのままでは、なぜダメなのか? 小中一貫で、学校ごとの特色が失われるのでは?」
「アクティブ・ラーニングで班討論やグループ学習が言われているが、中身が伴わないと意味がない。基本的な知識を伝達することも必要」
「断片的な話がおりてきて、来年度、どう取り組んでいけばいいのか、もやもやしているし不安」
「理科室にエアコンがなく夏に実験できないなどの、環境整備をもっとすすめてから、次の段階にすすむべきでは」
現場の先生方からみても、なぜいま小中一貫教育なのか、まだまだ、もやもや感があるようです。
ここは、まさに先生方のアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)で、交野の教育に何が必要なのか、結論ありきでなく、十分に議論を重ねてほしいと思います。もちろん、私たちも。