桜も満開のなか、今日は、小学校の始業式。
いよいよ新学期のスタートです。
さて、新学期早々、ある小学生のお母さんから、こんな連絡がありました。
そのお母さんは、「雨が降り始めたので、子どもに傘を届けてあげようと、学校に行ったら、全部の門が施錠されていて、呼び鈴を押しても、電話をかけても、学校を一周しても、誰も出てくれなかった。」とのこと。「もし、緊急の用事だったら、どうするんでしょうか」と怒っておられました。
そうです。この4月から、昼間の学校警備員が廃止されてしまいました。大阪府の橋下知事が、警備員配置の交付金を廃止したため、交野市でも、警備員を朝と夕方以降のみの配置(朝7時から8時半と、夕方5時から9時15分まで)としました。児童が学校にいる間は校門はオートロックで、来校者はインターホンを押し、職員室からの操作で、門を開けてもらうことに。
私は、3月の予算委員会で、「警備員を廃止すれば、先生の負担も増えて大変ではないか。せめて児童が下校する時間にあわせて、警備員を配置するべき」と求めました。しかし、教育委員会の説明は、「職員室には事務職員などが必ずいるので、来校者への対応はできる。昼間の警備員は5年前までいなかったので、もとの状態に戻るだけ」というものでした。
確かに、今日は、始業式ということで、もしかしたら学校が一年で一番忙しい日だったのかもしれません。
対応できなかった先生方を責めるつもりはありませんが、学校警備員をなくすということ、人員を削減するということは、こういうことなのだと痛感します。
「地域に開かれた学校」がますます遠ざかっていくのではないでしょうか。