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こんにちは! 交野市会議員  さらがいふみ です!

sarage.exblog.jp

市会議員の定数、安易に減らしていいのでしょうか?

 12月議会に突然、公明党4名・市民かがやきクラブ4名・会派無所属2名の10名の議員が連名で、市会議員の定数を17人から15人に減らす提案を行いました。「市の財政が厳しく、議員みずから身を削って財政健全化にとりくむ必要がある」という提案理由です。
  
 みなさんのなかでも、「市会議員の数は減らした方がいい」と思われる方もおられると思います。それは、市民の代表としての議会が、十分に役割を発揮できていない、市民のために働かない議員はいらない、との思いからではないでしょうか。
 その意味では、私たち議員が、市民の声を市政に届け、市政について市民に伝え、市民の代表としての役割を果たしていけるよう、議会の改革、レベルアップが強く求められていると感じています。
 
 しかし、だからといって、安易に議員の数を減らしてしまっていいのでしょうか。
 議会・議員の役割は、市民の声を市政に届け、市民の立場から行政・予算をチェックしていくことです。市会議員の人数が多ければ、少数意見も含めて、多様な市民の意見を反映させることができます。たとえば、私のような子育て中の母親から、環境問題に詳しい人、高齢者施策に力を入れている人など、多様な立場の議員がいることで、市民の多様な意見を代弁し、様々な視点から行政をチェックすることができます。議員の定数を減らせば、それだけ、市民の声が削られ、市政に届きにくくなってしまいます。また、行政を監視する議会の役割も弱まってしまいます。

 いまでも、交野市の議員定数は、府下の同規模の自治体に比べて、多くありません。
もし定数15になれば、府下の市でもっとも少ない議員定数となってしまいます。

 日本共産党は、「財政健全化のために議員みずから身を削る」というならば、議員定数を削減するのではなく、議員1人あたりの報酬を引き下げるべきだと提案しています。
 あわせて議長・副議長の報酬の加算をやめて他の議員と同額にし、議会選出の監査委員・農業委員への報酬をゼロにすることを今議会に提案しました。
 
by sarage | 2010-12-06 22:48 | 市政・議会
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